2021.08.11 環境問題への対応について / 弊社の事業について

「省エネ」「コスト削減」から、更に進んだCO2排出量削減へ

 地球環境の悪化を考えたときにCO2排出量削減は喫緊の課題であり、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の枠組みに基づく開示の質・量を進める企業も増えてきています。CO2排出量については、CDP、GRI、IIRCなどいくつかの情報開示基準設定機関の中で基準統一化の検討の動きが進んでおり、SBT認定を受ける企業も増えてきています。また、これらの基準のIFRS(国際会計基準)との関連や排出量取引(ETS)や国境炭素調整措置(CBAM)などのカーボンプライシング(CP)への反映が、企業の評価や損益にも影響を与えることが予想され、「炭素負債」として経営上の問題にもなっています。

GHGプロトコルでは、Scope(スコープ)1~2として自社でのCO2削減を求めていますが、更にScope(スコープ)3では自社だけでなくサプライチェーン排出量削減が求められています。但し、自社の現場部門やサプライチェーンを構成する他社(仕入先や下請先など)に対しては、「CO2排出量を削減する行動をとるように」と指示するのは難しく、「省エネ」や「コスト削減」によって結果的にCO2排出量削減を目指すケースも多いのではないかと思います。

弊社のエンジンリビルトでは、新品エンジンを生産するよりも生産過程において約80%のCO2排出を削減できるとされています※。また、製品を廃棄せず再利用することで、更にサプライチェーン排出量を削減できます。

新品エンジン生産工程での「省エネ」「コスト削減」等によってCO2削減を図るだけでなく、リビルトのご利用をご検討よろしくお願いします。

※日本機械学会「リビルトエンジン使用による二酸化炭素排出量削減効果」2018年11月
 明治大学・日本自動車リサイクル事業組合